ブナイレンアイ
「昔からでしたよ」
私はもう諦めて全部話そうと口を開いた。
「バスケ部ってみんなかっこいいじゃないですか?多いんですよ、バスケ部ファン。だから、マネージャーもいない。仕事にならないから。そんな中で、私が周りからどう見えてるかわかりますか?何あいつ。ちやほやされて。そう思うんです。バカみたいですよね?誰がちやほやされてるんだって」
私はつい部長に本音をぶちまけていた。
「それで、それが理由でこんなことになったのか?」
おそらくそうだ。