ブナイレンアイ
ガラッと教室の扉を開けたのはさっき下駄箱で別れたはずのカオルくん。
片手に2人づつ、女の子を連れていた。
カオルくんの片手に、2人分の女の子の手首。強く握られているのがわかった。
「カオルくん?!なにしてるの?その子たち、手痛そうだよ?離して?」
「先輩が気にすることじゃないですよ」
「でも…」
「おい!ユナこれ…」
今度は何?と振り向くと、カナトの手に握られているものが私にも見えた。
私の教科書類。
「マジ誰なんだよ!」
カナトは私の教科書を一冊手に取ると、眉をしかめた。
「これさ…俺誰かわかったよ。おい!」
片手に2人づつ、女の子を連れていた。
カオルくんの片手に、2人分の女の子の手首。強く握られているのがわかった。
「カオルくん?!なにしてるの?その子たち、手痛そうだよ?離して?」
「先輩が気にすることじゃないですよ」
「でも…」
「おい!ユナこれ…」
今度は何?と振り向くと、カナトの手に握られているものが私にも見えた。
私の教科書類。
「マジ誰なんだよ!」
カナトは私の教科書を一冊手に取ると、眉をしかめた。
「これさ…俺誰かわかったよ。おい!」