ブナイレンアイ

「ユナ?大丈夫だから、俺がいるから」

私でさえ気づかない間に涙が零れていた。

とめどなく流れて落ちる涙を覆い隠す様に被さった体。

コウの胸に抱かれているとわかったのは、数秒たった後だった。
< 15 / 252 >

この作品をシェア

pagetop