ブナイレンアイ
「岡田がな…見たことないくらい取り乱して…植木が落ちて来た階、3階だったな。に乗り込んで叫び散らしてたんだ。まぁ彼女がそんなことになったら誰でもそうなるよな…」
3階…3年生の階だ。
先輩の階まで行って…
「付き合って無いですよ。私と『岡田くん』は」
「そ、そうなのか、てっきりそういうもんだと…」
先生の勘は当たってる。
ついこの間まで、そうだったんだから。
「その後、守れなかったって、落ち込んでたんだ」
コウらしいなと、笑みがこぼれた。