ブナイレンアイ


ガラッ


いつものように、みんながアップを始めて、私がドリンクを用意している時…





「すみませんでした!」



突然聞こえた声。



聞き慣れた、コウの声。





みんながアップをやめて、集まった。そこにコウも近づく。




「岡田…」




「…すみませんでした!俺、俺、」




「岡田、遅刻だ。二週間と三日の遅刻」




「…?え?」


言ったのは部長。



隣ではハルキ先輩がお腹を抱えて笑い出していた。
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