ブナイレンアイ



それからの練習は順調だった。














そして今、帰り。

みんなで歩いている。



みんながあまりにも自然すぎて、私からも笑顔がこぼれた。



このままコウとも友達になれたらな、と思う。



すると、前を歩いていたコウが振り返って私の隣に並んだ。



もともと私の隣を歩いていたハルキ先輩が私の頭をポンと撫でてから部長たちの元へと行き、そこにコウが来て隣を歩く。







「ユナ、ごめん」



突然だった。



「うん」




「傷つけたよな?本当俺、最悪」




「うん」





「でも、俺が、俺たちがインハイに連れてくから」



「うん」
< 188 / 252 >

この作品をシェア

pagetop