ブナイレンアイ


「ユナ!!」


私はお父さんに腕をひかれ、家の中まで連れて来られた。



ダンッ!!!




リビングの床に私の体がぶつかった。



「痛っ!!」




「うるさい!!なんだ…なんなんだその髪の毛は!!私への当てつけか?嫌がらせか?」



私は、お父さんに殴られた。



何度も何度も何度も何度も何度も何度も。




気が遠くなった頃に、家のインターフォンが鳴った。



「ちっ!」



1度は無視したお父さんだったが、何度も鳴るインターフォンに諦めたのか、玄関へ歩いて行った。


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