ブナイレンアイ

ドアを開けるとびっくりした顔で私を見るカナト。

「お前に言ったわけじゃないんだから答えんなよ!」

「なによ!私の話じゃん!」

私は少しほっぺたを膨らませて見せた。


「まぁいいや。みんな、ご飯食べてきたんですか?」

『いや…』

またみんなの声が重なった。

本当に仲良しだ。

「はぁ…わかりましたよ。パンがいいですか?ご飯がいいですか?別れて下さい。そんなにないんで…」
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