ブナイレンアイ

「ははっ!」

突然笑い出した部長にみんなの視線が集まる。

「春原って、バカなのか?」

「なっ!」

「みんな、何のために来たんだよ。お前と登校したくてきたんだろ?」

「え?まっさかー!ケガしてるから気を遣ってくれただけですよー?部長もそうですよね?」


「頑張れマサ!!」

後ろからハルキ先輩の声が聞こえたような気がした。


「とりあえず、みんな春原を乗せたいみたいだから、勝ったやつ。でいいよな?」

「はい…」
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