呪鬼-ジュキ-
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「ここが、美紀のおじいちゃんが神主やってる神社……?」
「うん。菜々は初めて来るよね」
「いつから在るの?」
「何百年も前からあるって言ってたかな…」
「なんか、雰囲気あるね……」
「うん……」
そう。おじいちゃんが神主をする神社は何百年も昔からあるだけあって、かなり廃れている。
でも、ここにはこの街の歴史に関わる書物などがたくさんある。
「美紀」
「「えっ…」」
━バッ
「おじいちゃん!」
「あ、こんにちは」
「こんにちは。君は、美紀のお友達かな?」
「はい…」
「おじいちゃん…」
「美紀の言いたい事は分かっておる。まあ、入りなさい」
「はい…」