恋なんてしない…
「別に…いいよ。もう…良い。拓篤…」

「葵…?」

「別れよう」

「…」


もう疲れてたのかもしれない。
『別れよう』
たったその一言で終わった。

2人とも私が帰ったと思った瞬間…


「意外にあっさり別れたねー?」

「なんだよ…これなら早く別れれば良かったわ」


そう言ってた。

浮気をされただけならまだ良かった…。

でも、その相手が自分の親友で…
しかも…その親友に『友達じゃない』そう言われたんだ…

< 34 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop