恋なんてしない…

バレた本性

「葵、また明日〜」

「また明日〜」

帰りの時間になると私は図書室に行く。

図書室は誰もいないし…楽。


「はぁ…今日も疲れた。大体赤城。あいつなんなの⁉︎バレてなきゃ良いけど…」


独り言を言ってしまったのが悪かった。


「へ〜、やっぱり、自分作ってたんだ?」


この声…


「あ、赤城君⁉︎」

「もう無駄だと思うけど…」

「…なんでここにいるの」

「別に〜?ただ、ここにいたら小野さんが来るかな〜って」

「は?なにそれ」


意味わかんない。
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