きっともう大丈夫
詩織たちが帰って、ハルと私の2人だけどなった。
私はカモミールティー、ハルにはコーヒーを淹れて
ハルの座るソファーに腰掛ける。
お腹の子は現在7カ月。
私のお腹も目立ち始めた。
ハルは私のお腹をさすりながら「もしかして今日はたくさん胎動あった?」
と聞く。
「何で?」って聞くと
「雄太に対して大人げない態度を取ったから・・・・お腹の子も
びっくりしたかなーって」
わかってるじゃない・・・・
「大丈夫よ。でもまだ生まれてないだから・・・むきにならないでね。」
そういうとバツの悪そうな顔をして視線を逸らす。
「だって・・わたしたちも一応新婚なんだよ?やっとハルと
一緒になれたのに・・・・」
そう言ってお腹をさする
「お腹の子がライバルになっちゃうのかな?」
ちょっと困らせてやろうかなと意地悪な事を言ったが、その途端
景色が変わって…天井が見える。あれ?
もしかして押し倒された?
すると天井だった景色がかわりハルの顔が目の前に現れた。
「ハル?」
「俺の世界一は沙希だけだよ。・・・・雄太が、お腹の子が生まれる前から
この子の予約してるみたいでなんか嫌だったから。・・・ごめんね
大人げない態度とって・・・」
そういうとハルの顔が近付いて
二人の唇が重なった。
「私も・・・ハルは誰にも渡したくない人よ・・・・だからこの子が生まれて
ハルがこの子ばっかりに夢中になったら寂しいかも・・・」
「大丈夫だよ。俺は沙希に独り占めせれればそれだけでいいんだから」
そういうと再び唇が重なりさっきよりも深いものへと変わった。
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