芸能&恋活動
ー次の日の朝ー


私は、指示されたとおりにきた。


ソナタさんが入ってきた。


「昨日はごめんなさい。女優やアイドルの顔を叩いてしまって…」

「いいんです。私も気が抜けてました。」

「私の話を聞いてほしいの」


「ソナタさんのですか?分かりました。」

「如月弥生の一生っていう舞台知ってる?」

「はい。」

「あの作品を演じたあとに病気になってしまったの。今は治っているんだけどね、女優という仕事に踏ん切りを着けたかったの。私はね、如月弥生の一生を演じれる女優を育てたいって思ったの。」

「そうなんですか。」


「でも、見つけた。」

「な、何がですか?」

「ももちゃんは、如月弥生の一生を演じれるわ。」

「えっ…私がですか!!」


「はじめは、会ったときただのアイドルだと思っていたわ。でも日に日に目に見えるように演技が上手くなっていって私は、びっくりしたわ。今はまだ演じるのは早いかもしれない。でもいつかはきっと演じれるようになるわ。あなたの演技は、その人に寄り添って演じることができる。見ている人に伝えられる演技ができるわ。もう夏休み終わるでしょ、早く帰らないと高校に行けなくなるよ♪」


「はい、わかりました。それと、ありがとうございます。なんかソナタさんに言われると嬉しいです♪」

「もし、何か困ったことがあれば、何でも言って。演技のことでもその他のことでもいいから♪」

「ありがとうございます。」 
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