沢山の気持ちを君に伝えます!!
そして、明希と約束してた日がやって来た。
朝っぱらから七逢がウチにやってきた。
今日はあたしらしくないちょっと大人しめなコーデだ。
七逢には何故だかコレ着て!…と何故か推されて…。
七逢の服を着せられました。
うん。
似合ってない。
しかも、初めてメイクをして…。
どうしてココまで七逢はするんだろう?
あたしは家のリビングで明希が来るのを待つ。
ーピンポーン
インターホンがなって、確認もせずにドアを開ける。
そこには、明希じゃなくて…知らないオッサンがいた。
マジで…やってもーた!
「…」
黙りこくってるオッサン。
「…何かようでも…?」
急に、オッサンに手を握られる。
「っ…!?」
あたしは今日、明希とどっか行くんだって!
オッサン、空気を読め!
「…………何してるの」
オッサンの真後ろに影が一つできた。
「あ、明希?」
あたしは、明希を見て…唖然。
ドス黒いオーラを発して…黒い笑顔で微笑んでいる。
「…っ!?」
「…オッサン、今日は彼女とデートなんだ。……分かってくれるよね?」
オッサンの手を掴む明希。