沢山の気持ちを君に伝えます!!
「…菅原っ!菅原天空!」
俺は大声で叫んだ。
周りは可笑しそうに俺を見ている。
そんなの関係ない。
早く、出てこいよ…菅原。
「…菅原っ!」
俺は走りながら呼びかける。
でも、菅原の姿は全く持ってない。
何処だ?
考えろ……菅原が行きそうな場所。
「…わかんねぇよ」
俺は走るのを辞めて、立ち止まった。
好きって言ってても……俺は、菅原のことを何も知らない。
知ろうとしなかったんだ。
だから、こうなったんだ。
「…菅原………………天空」
俺は呟く様に彼女の名前を言う。
「……っ!?」
俺はある場所を思い出した。
そこに掛けるしか無い!
俺はひたすら走る。
「……菅原」
「…先輩?」
そこには、涙目の菅原が居た。
ココは、大きな樹がある公園。
「…ごめんなさい、本当に」
涙目の菅原は顔を伏せて、視線を濁した。
俺は菅原を見て…呆然。
手足は殴られた跡のようなものばかり…。
「…何があったんだ」
俺の怒りは爆発寸前。
俺はめったに人に怒ることをしない。