沢山の気持ちを君に伝えます!!
地のない土地に花は咲かない。
麗夏さんとのパーティーからもう1ヶ月。
それ以来、麗夏さんからの連絡は一度も来なかった。
なぁ?
俺のこと…好きになってくれなかったの?
「…勇君?」
七逢ちゃんが話しかけて来た。
…やっぱり立ち会い人は…決まって、限島だ。
限島は疑いぶか気に、俺を見ている。
「…あのさ、限島」
俺は苦笑いで、限島を見る。
「…何?」
不機嫌そうな顔が返ってくる。
「…俺から話しかけた訳じゃないんだけど」
「…知ってる。でも七逢が取られたら困る…から」
顔を赤く染める限島。
…あ、あの限島がぁ!?
「あ、透流君?大丈夫だよ?」
限島の手をにぎにぎして、「ね?」となだめる七逢。
でも…限島の顔は余りにも刹那げで…。
「…七逢ちゃん、このまま話していーよ」
俺は…きっと麗夏さんのことだよなぁ?
なんて予想をしながら…。
「…麗夏さんね?ーーーーーするんだって」
「…え?」
どー言うこと?
俺のこと…好きなんだろ?