不意打ち男子のずるいとこ
「は、はい...
たぶん大事なお話なのでしょう...」
アハ☆
.....。
..........。
「ご、ごめんなさい...」
莉莎子は黙ったままだけど、
長年一緒にいると分かるんですよ。
あの私を見る目とかね?
無言のままだけど考えてることだいたい分かるとかね?
こ、こわいです.....。
しばらく沈黙が続いたあと
盛大なため息と共に、
「バカ寧位」
と言われてしまった。
もっともです。
私、バカですごめんなさい。
「し、仕方ないよ...!
聞いてもらいたい話な、なんだから!
相談とかじゃないかなあ〜」
と、怖い莉莎子に反発。
.....な、なんてね.....。
そんなこと、
「アンタさあ〜」
で、できるわけないっすよね?!?!
「ごめんなさいごめんなさい!!!」
莉莎子に何回も謝る私。