不意打ち男子のずるいとこ





「金田くんの気持ちが思いやられるわ〜





...ったく。


文化祭で守谷に告白するっていう私の計画が台無しなんだけど?」




「はい。すいませんでし.....」




は?



ちょっと待って?



誰が守谷に告白するって?





わ、私が?!?!?!




「文化祭のイベント。

告白するチャンスだったのに」



って何気に爆弾発言が多い莉莎子に私の目が点。




いやいやいやいやいや?

なんで?




なんで文化祭?!

近くない?!


考えただけでドキドキする.....。




そりゃ、守谷に気持ちを伝えるって決めたけど。

いくらなんでも早い気がするよ...。





「さっさと告白してさ?

フられるならフられたほーがいいじゃん!!」



ガ、ガーン.....。


フられるの前提なんだね?それ。



まあ、当たり前ですか。

守谷にとって私なんてただのクラスメイトだしね。





「でも残念ながらそれは無理だね。

たぶん寧位は、金田くんとペアで出るはずだから」




謎の莉莎子の発言にハテナマークが浮かぶ。



< 115 / 208 >

この作品をシェア

pagetop