不意打ち男子のずるいとこ
「金田くんの気持ちが思いやられるわ〜
...ったく。
文化祭で守谷に告白するっていう私の計画が台無しなんだけど?」
「はい。すいませんでし.....」
は?
ちょっと待って?
誰が守谷に告白するって?
わ、私が?!?!?!
「文化祭のイベント。
告白するチャンスだったのに」
って何気に爆弾発言が多い莉莎子に私の目が点。
いやいやいやいやいや?
なんで?
なんで文化祭?!
近くない?!
考えただけでドキドキする.....。
そりゃ、守谷に気持ちを伝えるって決めたけど。
いくらなんでも早い気がするよ...。
「さっさと告白してさ?
フられるならフられたほーがいいじゃん!!」
ガ、ガーン.....。
フられるの前提なんだね?それ。
まあ、当たり前ですか。
守谷にとって私なんてただのクラスメイトだしね。
「でも残念ながらそれは無理だね。
たぶん寧位は、金田くんとペアで出るはずだから」
謎の莉莎子の発言にハテナマークが浮かぶ。