不意打ち男子のずるいとこ
「もしかしたら同じ学年じゃないのかもしれないよ?」
私の席で寝てたのが同じ学年の人とは限らないよね。
それに、なんか疲れちゃったよ。
人探すっていうのもなかなか神経使いますし。
「そうだよね〜
寧位なんか心当たりある人じゃなかったの?
特徴とかさ〜」
どうやら莉莎子も疲れたみたい。
まず私の席で寝てたイケメンを見たいっていうより、
イケメンが見たいってだけでここまで動ける莉莎子がすごいよ。
ハキハキ物事言うし、コレだ!って決めたら行動して、人当たりもいいからみんなに好かれるんだろうな莉莎子。
・・・もちろん男の子にも。
充くんが大変そうだな、モテる彼女で。
「特徴か〜
なんか守谷に似てたような気がするんだよね。昨日から思ってたんだけど」