不意打ち男子のずるいとこ
「もう関わらない」
って、どういうことだろう。
ボーッとする頭を必死に働かせる。
「やだ・・・」
考えれば考えるほど胸が苦しくなっていく。
この感じたことのない感情はどうすればいいんだろう。
この苦しさはどうやって消えるんだろう。
どうして守谷はあんなことを言ったんだろう。
・・・また、わからなかった。
もしかしたら、わかりたくもなかったのかもしれない。
泣きたい気持ちをグッと抑える。
いっそ泣いてしまえばこの胸の痛みも少しは楽になるんだろうか。
なんか、疲れた・・・。
だんだん重くなるまぶたに目を瞑った私はそのまま眠りについた。