不意打ち男子のずるいとこ





そんなことを考えながら校舎を出ると、校門に寄りかかってる人を見つけた。






あれって・・・。






近づいていくと相手も気づいたのか、








「寧位せんぱ〜〜〜い!!!」






手を振りながらこっちにやってくる。






やっぱり金田くんだ。







「金田くん?




誰か待ってるの?」






私のところまで来てくれた金田くんはどこか嬉しそうに私の隣に並んだ。






「先輩待ってたんです」






えっ、




って思って金田くんを見ると私にニコッと笑顔を見せた。






うう・・・。





やっぱり金田くん可愛い。






女の私よりもすっごく可愛い。





こんなぱっちり二重で生まれたかったな。









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