不意打ち男子のずるいとこ
でもお姉ちゃんはいたって普通。
「そろそろハヤト来るね〜」
なんてのんきにパクパクとオムライスを食べている。
い、いいのかな?
急がなくて・・・。
ハヤトさんってまあ・・・怒らなそうなイメージだけど。
「大丈夫!
今日はハヤトの住んでるアパートに泊まるだけだから」
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、サラッと言うお姉ちゃん。
って、は?!
今、ストレートになんて言った?!
泊まる?!
「お母さんには言ってあるけど明日の大学もハヤトのアパートから通うから」
「え、あ・・・うん」
オムライスを食べ終わってお皿を台所に持っていくお姉ちゃん。
私はというときっと間抜け顔だ。
だって・・・泊まるってことはーー...
ハヤトさんとーー...
そこまで考えただけで顔が熱くなってきた。
って変態か私は!!!
さすがにダメだ。
自分のほっぺたを軽く叩いて正気に戻す。