先生、甘い診察してください
甘恋05
キラキラとドキドキ
「あやちゃん!何かいい事あったでしょ!!」
月曜日。
学校に登校して、真っ先に琉璃ちゃんにそう指摘された。
「まぁ、ちょっとね」
「教えてよー!何があったのー?」
あの時の余韻は、抜けないまま。
思い出しただけで頬が熱くなっちゃう……。
「内緒」
「えー!何それ~」
実は私、人生で初めて、彼氏というものができました。
でも、ごめんね?
琉璃ちゃんにはまだ言えない。援助交際、とかって言われるのが…怖い。
「でも、あやちゃんが元気になってくれてよかった」
「琉璃ちゃん……」
「最近ずっと元気ないから、心配してたんだ」
私は本当に、幸せ者です。
「琉璃ちゃ~ん!!」
「おっと……」
琉璃ちゃんに抱きついた。
こんな優しい親友を持って、本当に幸せ。