先生、甘い診察してください
甘恋05

キラキラとドキドキ





「あやちゃん!何かいい事あったでしょ!!」



月曜日。


学校に登校して、真っ先に琉璃ちゃんにそう指摘された。





「まぁ、ちょっとね」

「教えてよー!何があったのー?」




あの時の余韻は、抜けないまま。



思い出しただけで頬が熱くなっちゃう……。





「内緒」

「えー!何それ~」



実は私、人生で初めて、彼氏というものができました。





でも、ごめんね?



琉璃ちゃんにはまだ言えない。援助交際、とかって言われるのが…怖い。




「でも、あやちゃんが元気になってくれてよかった」

「琉璃ちゃん……」

「最近ずっと元気ないから、心配してたんだ」



私は本当に、幸せ者です。




「琉璃ちゃ~ん!!」

「おっと……」



琉璃ちゃんに抱きついた。




こんな優しい親友を持って、本当に幸せ。






< 179 / 497 >

この作品をシェア

pagetop