先生、甘い診察してください
放課後。
「あやちゃん、バイバイ」
「バイバイ!琉璃ちゃん」
教室で琉璃ちゃんにバイバイして、学校を出ると門の前には、
「大橋先生!」
「んふふ。あやちゃん」
愛しい彼の姿が。
「会いたくて来ちゃったぁ。迷惑だった?」
「いえ、全然!会えて嬉しいです……」
一昨日会ったばかりだけど、わざわざ会いに来てくれたって事が嬉しい。
「医院に行こう。そこでいーっぱい補給したいの」
「……補給?」
「あやちゃん補給だよ。さっ、行こう!」
私の手を取って、先生は歩き出した。
学校の前という事もあり、周りにいる生徒達はチラチラと私達の方を見てた。
ちゃんと恋人同士に見えてるかな?私達。