先生、甘い診察してください
確かな気持ち
次の日になっても、頭の中はグチャグチャのまま。
兄の反対、陽菜ちゃんの存在、日向くんの告白……。
「あー、もう!目が回る……」
と、洗面所の鏡の前で叫んだ。
学校に行っても、琉璃ちゃんの話は頭に入ってこないし、授業にも集中できない。
日向くんにも、できるだけ会わないようにした。
そんなこんなで気がつけば、放課後になってた。
ボーっとしてるうちに放課後。
でも疲れた。
「バイバイ!あやちゃん」
「うん。じゃあね」
琉璃ちゃんは、私に手を振って、光平くんのそばへ。
最近は結構、順調みたいだね。
今度は私が…順調じゃないよ……。