先生、甘い診察してください

確かな気持ち





次の日になっても、頭の中はグチャグチャのまま。




兄の反対、陽菜ちゃんの存在、日向くんの告白……。




「あー、もう!目が回る……」


と、洗面所の鏡の前で叫んだ。






学校に行っても、琉璃ちゃんの話は頭に入ってこないし、授業にも集中できない。



日向くんにも、できるだけ会わないようにした。





そんなこんなで気がつけば、放課後になってた。


ボーっとしてるうちに放課後。




でも疲れた。







「バイバイ!あやちゃん」

「うん。じゃあね」



琉璃ちゃんは、私に手を振って、光平くんのそばへ。


最近は結構、順調みたいだね。





今度は私が…順調じゃないよ……。




< 235 / 497 >

この作品をシェア

pagetop