先生、甘い診察してください




だけど今の彼に、私の言葉は届いてないみたいで、




「あやちゃんっ…めちゃめちゃ大好き~!!」



泣きながら、大声で大胆告白。




人がたくさんいる所で、しかも大きな声で。




「わっ…わかりましたからっ……」



愛の告白は嬉しいけど、場所が場所だけに……。


とにかく急いで別の場所へ移動しようとするものの、





「あやちゃーん!世界で1番大好きー!!」


愛の告白は、納まる気配がない。





「私も大好きですけどっ…場所、変えましょうよ!!」



強引に智也さんの手を引いて、急いでその場を離れた。





とにかく智也さんの気持ちは、よーくわかった。


勝手に不安になった私が馬鹿だったかもしれない。




< 240 / 497 >

この作品をシェア

pagetop