先生、甘い診察してください
だけど今の彼に、私の言葉は届いてないみたいで、
「あやちゃんっ…めちゃめちゃ大好き~!!」
泣きながら、大声で大胆告白。
人がたくさんいる所で、しかも大きな声で。
「わっ…わかりましたからっ……」
愛の告白は嬉しいけど、場所が場所だけに……。
とにかく急いで別の場所へ移動しようとするものの、
「あやちゃーん!世界で1番大好きー!!」
愛の告白は、納まる気配がない。
「私も大好きですけどっ…場所、変えましょうよ!!」
強引に智也さんの手を引いて、急いでその場を離れた。
とにかく智也さんの気持ちは、よーくわかった。
勝手に不安になった私が馬鹿だったかもしれない。