先生、甘い診察してください
「あれ?智也さん…?」
何故か、智也さんが不機嫌そうな表情に。
「何で返事、保留にしたの?」
「えっと…流れで、何となく……」
私だって保留にしたかったわけじゃないよ!!
「僕のあやちゃんなのに…。告白したなんて……妬ける」
えぇっ!!まさかの…ヤキモチですか。
「返事保留にしないでよ~。あやちゃんは僕の恋人なんだからすぐ断ってよ……」
「…すみません」
子供みたい…。
可愛いからいいけど。
「…ごめん、勝手な事言って。でも…すっごく妬けちゃって」
グっと、少し強めの力で肩を掴まれた。と思ったら、
―ドサッ
「え……」
突然目に映った天井。
すぐ目の前には智也さんの顔。
ソファーに押し倒されてしまったみたい…。