先生、甘い診察してください
「ごめんなさいっ……!」
深く、頭を下げた。
頭を下げたまま、震える声で言葉を続けた。
「私、日向くんの気持ちには…応えられない。ごめんなさい…」
日向くんは何も言わず、無言。
私は今、きっと彼を傷つけてる。
「私は…智也さんが好き。私の気持ちが変わる事は、これから先…絶対にない」
智也さんを好きって気持ちは、絶対変わらない。
だから、私が日向くんに心変わりする事はない。
この先ずっと……。