先生、甘い診察してください




「とにかく僕は、陽菜ちゃんの事は妹的な存在、としか見れない。恋愛対象にはならないよ」



それってつまり、私が日向くんを恋愛対象として見れないのと一緒。







「逆を返せばさ、僕がいなかったらあやちゃんは日向くんと付き合ってたのかなって…心の片隅で思っちゃうの」



ショボンとする姿は、まるで叱られた子犬のよう。


うぅ、可愛い……。






「それはないですよ。日向くんの事は幼馴染としか見れません。どんなにアタックされても気持ちが傾く事はないです…」



振っちゃったけど、日向くんはこれからも、友達でいてくれるかな?




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