先生、甘い診察してください
いろんな初めて
あれから数日。
「あ……」
休み時間、琉璃ちゃんと廊下を歩いてると、前方から日向くんが。
「…あやちゃん?」
私は慌てて琉璃ちゃんの後ろに隠れ、日向くんが通り過ぎていったのを見て、ホッと安堵。
「急に隠れてどうした?村上くんと絡まなくていいの?」
琉璃ちゃんは冗談交じりに、悪戯っぽく笑った。
「…無理だよ」
「そういや2人、最近不自然なくらい絡まなくなったよね」
まだ、告白された事とか言ってない。
琉璃ちゃんには何も報告してない。