先生、甘い診察してください
「じゃあ智也さんは……私と、したいって…願望、あるんですか?」
私ってば、何聞いてんの!!
話の方向が、とんでもない方に流れてる。
「ま、まぁ……う、うん……」
答えにくそうにしながらも、返答してくれた。
かなり照れくさそう。
「あやちゃんは、どうなの?」
「わ、私は……」
お付き合いをしてるんだから、いつかは自然とそうなる日が来るとは思ってる。
ただそれが、早いか遅いか。
「私も、智也さんと同じです」
シンッと、流れる沈黙。
会話の内容が内容なので、変な雰囲気になってしまった。