先生、甘い診察してください




「じゃあ智也さんは……私と、したいって…願望、あるんですか?」



私ってば、何聞いてんの!!


話の方向が、とんでもない方に流れてる。






「ま、まぁ……う、うん……」



答えにくそうにしながらも、返答してくれた。


かなり照れくさそう。





「あやちゃんは、どうなの?」

「わ、私は……」






お付き合いをしてるんだから、いつかは自然とそうなる日が来るとは思ってる。



ただそれが、早いか遅いか。






「私も、智也さんと同じです」





シンッと、流れる沈黙。



会話の内容が内容なので、変な雰囲気になってしまった。





< 415 / 497 >

この作品をシェア

pagetop