先生、甘い診察してください





「んふふ。綺麗に付いてる」



綺麗に?


何が?





「後で鏡、見てね」



智也さんの優しい眼差しが私を捉えた。


顔をゆっくり近づけてきて、耳元で。





「嫌になったり、怖かったら、言ってね?」



優しく呟いた。


私は小さく頷いた。





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