先生、甘い診察してください
「正直、かなり心配だけど……」
と、苦笑いを浮かべつつも。
「じゃあ智也……あやの事、しっかり支えてあげてな。もちろん俺も支えるけど」
…それって、つまり。
「お兄ちゃん…いいの?産んでも……」
「うん。決めたんでしょ?だったら俺は、余計な口出しはしないよ」
お兄ちゃんが……認めた!?
交際の時よりあっさりと……。
「あやちゃん、やったね!」
「は、はい」
かなりの急展開に戸惑いつつ、智也さんとハイタッチ。