先生、甘い診察してください





後日、日向くんにも報告した。



もちろんうちで。






「マジ、かよ……」




すごいガッカリして、落胆してたけど、小さな声で「おめでと」って言ってくれた。







「つーか、お前が悪い病気なんじゃないかって心配したわっ!!」

「えー!心配してくれてたの!?意外」



すっかり和気藹々な空気になって、私達はいつもの調子で笑い合ってた。








「いざとなったら、子供連れてうち家出してきていいから!!」

「ご心配なく」




意地悪な所もあるけれど、なんだかんだで日向くんは優しい。




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