BitteR SweeT StrawberrY
そんなあたしの耳元に唇を寄せて、すごく意地悪で甘い声でケイはこう囁いた。
「言うこと聞かないと、おまえ・・・ここで悪さすんぞ」
ケイの唇が、うしろからそっとあたしに近づいてきて、ピンク色になったあたしの首筋に、ちゅって小さな音を立ててキスとする。
あたしの背中には、もう癖みたいになって、ぞくぞくって甘い痺れが走る。
「うぅっ!」
困る・・・っ
それは困るよ!
だって・・・
だって・・・!
そんなことされたら・・・
あたし・・・っ
「も、もぉぉぉ!!ばかぁ!」
あたしは、真っ赤になってそう叫ぶと、ジャケットを脱いで、ちょっとだけ震えてる指で、ブラウスのボタンを外した。
目の前の大きな鏡に、服を脱ぎ始めたあたしは、後ろでくすくすと笑ってるケイに、真っ赤になったままこう言った。
「あ、あの!そこで・・・見られてると・・・は、恥ずかしいんですけど!」
「優子の裸はもう何度も見たし、別に今更、恥ずかしいとかなくない?」
「ケイはそうかもしれないけど!
あ・・・あたしは、恥ずかしい・・・っ!」
「いいから脱げって」
ケイは、悪戯っぽく、未だにくすくすと笑ってる。
「もおぉぉ!」
わざとだ・・・
ケイは、またあたしをからかってる・・・!
あたしの心臓はどきどきと大きく鼓動を打ったまま。
ああ・・・
もぉ・・・
またこんなカッコを、ケイに見られてる・・・っ
キャミソールを脱いで、ボトムを脱いで、下着だけになったあたしは、恥ずかしくて真っ赤になったまま、後ろで笑ってるケイを肩越しに振り返った。
そんなあたしにワンピを差し出して、ケイは小さく笑った。
あたしは、それを受け取って、素直に着てみる。
脇のファスナーを閉めようとあたしが手を伸ばすと、その手を、ケイが掴んでそっと離した。
「あ・・・」
あたしの代わりに、ケイが、床に片方の膝を着いてファスナーを上げてくれた。
「うん。サイズもぴったりだな」
ケイはそう言って、無造作に結ったあたしの髪をほどくと、それをくるっと捻って束ねて、髪の先が跳ねるようにして手で抑えると、自分のポケットからヘアピンを出して、器用に髪束を止めてしまった。
満足そうに笑ったケイが、顔を真っ赤にしたままきょとんするあたしを、鏡に向き直らせる。
あたしは、鏡に映った自分を見た。
「うわ・・・これ、いい・・・っ
すごい可愛い!」
あたしは、まじまじと鏡を見つめながら、すごく嬉しくなって、子供みたいに笑った。
ワンピはあたしの体系にきちんとフィットしてて、肩のフリルと胸元のベルトが、すごく良い感じ。
「よく似合ってるよ。これを着ると、歳相応の落ち着きが出る」
ケイはそう言って、ジャケットを差し出す。
あたしは、えへへって笑って、素直にそれを受け取ると早速着てみる。
確かに、ジャケットを着るとぐっと大人っぽく見える!
「すご~い!ほんといい!どうしよう!すごいい!」
「ジャケット着なくても全然いけるから。色も優子に似合ってるしな」
「に、似合うかな?
うぅっ・・・どうしよう!
もぉ!こんな見せられたら、欲しくなっちゃうじゃん・・・
ちなみに、これ、両方でいくらなの?」
あたしは、おそるおそる、そうケイに聞いてみた。
するとケイは、可笑しそうに笑って、さらっとこう言った。
「7万8000円」
「ぶ!」
あたしはその場で崩れ落ちそうになって、目の前の鏡に思わず両手を付いた。
買えない・・・
カード使わないと買えないよ・・・!
しかも分割・・・
現金で買ったら、家賃払えなくなっちゃうよ・・・
「言うこと聞かないと、おまえ・・・ここで悪さすんぞ」
ケイの唇が、うしろからそっとあたしに近づいてきて、ピンク色になったあたしの首筋に、ちゅって小さな音を立ててキスとする。
あたしの背中には、もう癖みたいになって、ぞくぞくって甘い痺れが走る。
「うぅっ!」
困る・・・っ
それは困るよ!
だって・・・
だって・・・!
そんなことされたら・・・
あたし・・・っ
「も、もぉぉぉ!!ばかぁ!」
あたしは、真っ赤になってそう叫ぶと、ジャケットを脱いで、ちょっとだけ震えてる指で、ブラウスのボタンを外した。
目の前の大きな鏡に、服を脱ぎ始めたあたしは、後ろでくすくすと笑ってるケイに、真っ赤になったままこう言った。
「あ、あの!そこで・・・見られてると・・・は、恥ずかしいんですけど!」
「優子の裸はもう何度も見たし、別に今更、恥ずかしいとかなくない?」
「ケイはそうかもしれないけど!
あ・・・あたしは、恥ずかしい・・・っ!」
「いいから脱げって」
ケイは、悪戯っぽく、未だにくすくすと笑ってる。
「もおぉぉ!」
わざとだ・・・
ケイは、またあたしをからかってる・・・!
あたしの心臓はどきどきと大きく鼓動を打ったまま。
ああ・・・
もぉ・・・
またこんなカッコを、ケイに見られてる・・・っ
キャミソールを脱いで、ボトムを脱いで、下着だけになったあたしは、恥ずかしくて真っ赤になったまま、後ろで笑ってるケイを肩越しに振り返った。
そんなあたしにワンピを差し出して、ケイは小さく笑った。
あたしは、それを受け取って、素直に着てみる。
脇のファスナーを閉めようとあたしが手を伸ばすと、その手を、ケイが掴んでそっと離した。
「あ・・・」
あたしの代わりに、ケイが、床に片方の膝を着いてファスナーを上げてくれた。
「うん。サイズもぴったりだな」
ケイはそう言って、無造作に結ったあたしの髪をほどくと、それをくるっと捻って束ねて、髪の先が跳ねるようにして手で抑えると、自分のポケットからヘアピンを出して、器用に髪束を止めてしまった。
満足そうに笑ったケイが、顔を真っ赤にしたままきょとんするあたしを、鏡に向き直らせる。
あたしは、鏡に映った自分を見た。
「うわ・・・これ、いい・・・っ
すごい可愛い!」
あたしは、まじまじと鏡を見つめながら、すごく嬉しくなって、子供みたいに笑った。
ワンピはあたしの体系にきちんとフィットしてて、肩のフリルと胸元のベルトが、すごく良い感じ。
「よく似合ってるよ。これを着ると、歳相応の落ち着きが出る」
ケイはそう言って、ジャケットを差し出す。
あたしは、えへへって笑って、素直にそれを受け取ると早速着てみる。
確かに、ジャケットを着るとぐっと大人っぽく見える!
「すご~い!ほんといい!どうしよう!すごいい!」
「ジャケット着なくても全然いけるから。色も優子に似合ってるしな」
「に、似合うかな?
うぅっ・・・どうしよう!
もぉ!こんな見せられたら、欲しくなっちゃうじゃん・・・
ちなみに、これ、両方でいくらなの?」
あたしは、おそるおそる、そうケイに聞いてみた。
するとケイは、可笑しそうに笑って、さらっとこう言った。
「7万8000円」
「ぶ!」
あたしはその場で崩れ落ちそうになって、目の前の鏡に思わず両手を付いた。
買えない・・・
カード使わないと買えないよ・・・!
しかも分割・・・
現金で買ったら、家賃払えなくなっちゃうよ・・・