BitteR SweeT StrawberrY
*
引越しを考えてると言う美保。
それもあって、あたしと美保は、恵比寿にあるインテリアショップに行くことにした。
そのお店オリジナルの家具は、どれを見てもシックでカッコイイ。
店内を見て回って見つけた、スクエア型のソファ。
それを目の前に、あたしは、思わず呟いてしまった。
「うちの部屋も、もうちょっと広ければ・・・こういうの置けるのにな~」
「優ちゃんも引越しすれば?」
美保は笑ってそう言った。
「う~ん・・・そうだね~、そのうち考えようかなぁ~」
「うんうん」
そうやって頷いた美保が、ふと、何かを思い出したように、ゆっくりとあたしに振り返る。
美保は、やけに真面目な顔つきになって、呟くようにこう言った。
「村木さんと同じ会社に、あたし、同級生いるっていったじゃない?」
「え?あ・・・うん。
ああ・・・メールで言ってた・・・気になる情報って・・・その人から入ったの?」
あたしも、美保に釣られるように、真面目な声でそう聞いてしまう。
美保は小さく頷いて、言葉を続けた。
「うん・・・・なんかね」
「うん」
「村木さん、優ちゃんには何て言ってるか判らないけど、営業成績、そんなよくないらしいよ」
「え?」
「それでね、営業成績がトップクラスの人だと、この間も話したみたいに、遠距離出張とかもあるらしいのね。そんな頻繁じゃないけど。
だから、村木さんが、そんなに出張あるのはおかしいって・・・」
それを聞いて、あたしは、ちょっとショックを受けた。
大輔は、いつもあたしに、大きな商談まとめたとか、今月はどれぐらい売り上げ上げたとか、そういう話をしていたから、あたしは、ずっと、大輔は優秀な営業マンだと思ってた。
実際に、大輔の仕事ぶりを見てる訳じゃないし、給料明細とかも見たことないし・・・・確かに、営業成績なんて、同じ会社じゃないあたしには、なんとでも言えるかもしれない。
「う・・・うん」
あたしは、なんだか重い気分になって、思わずうつむいた。
美保は、気の毒そうな顔つきをしながら、あたしの顔を見つめると、ちょっと遠慮気味に言う。
「で、一応、村木さんのいる部署では、村木さんに彼女がいること知ってる人多いみたいだけど・・・優ちゃんさぁ・・・
そんな頻繁に、村木さんと会ってないんだよね?」
「う・・・うん・・・・まぁ、出張とか忙しいって、言ってたから・・・
別にあたしも、会わなくても結構平気だし・・・」
「そっかぁ・・・なんかねぇ・・・
あたしの同級生も、結構物好きっていうか、そういうの好きだから、村木さんと同じ部署の知り合いに、
それとなく、村木さんの彼女のこと・・・
つまり優ちゃんのことだけど、聞いてみたらしいのね」
「うん・・・」
「そしたら、村木さん、しょっちゅう彼女に会ってるみたいだよって、そう言われたらしいの・・・]週末とか、いつも一緒だよみたいな、話しなんだけど・・・」
「え?」
「うん・・・・なんか、つじつま合わないよね・・・」
「・・・・・・」
あたしは、思わず黙ってしまった。
引越しを考えてると言う美保。
それもあって、あたしと美保は、恵比寿にあるインテリアショップに行くことにした。
そのお店オリジナルの家具は、どれを見てもシックでカッコイイ。
店内を見て回って見つけた、スクエア型のソファ。
それを目の前に、あたしは、思わず呟いてしまった。
「うちの部屋も、もうちょっと広ければ・・・こういうの置けるのにな~」
「優ちゃんも引越しすれば?」
美保は笑ってそう言った。
「う~ん・・・そうだね~、そのうち考えようかなぁ~」
「うんうん」
そうやって頷いた美保が、ふと、何かを思い出したように、ゆっくりとあたしに振り返る。
美保は、やけに真面目な顔つきになって、呟くようにこう言った。
「村木さんと同じ会社に、あたし、同級生いるっていったじゃない?」
「え?あ・・・うん。
ああ・・・メールで言ってた・・・気になる情報って・・・その人から入ったの?」
あたしも、美保に釣られるように、真面目な声でそう聞いてしまう。
美保は小さく頷いて、言葉を続けた。
「うん・・・・なんかね」
「うん」
「村木さん、優ちゃんには何て言ってるか判らないけど、営業成績、そんなよくないらしいよ」
「え?」
「それでね、営業成績がトップクラスの人だと、この間も話したみたいに、遠距離出張とかもあるらしいのね。そんな頻繁じゃないけど。
だから、村木さんが、そんなに出張あるのはおかしいって・・・」
それを聞いて、あたしは、ちょっとショックを受けた。
大輔は、いつもあたしに、大きな商談まとめたとか、今月はどれぐらい売り上げ上げたとか、そういう話をしていたから、あたしは、ずっと、大輔は優秀な営業マンだと思ってた。
実際に、大輔の仕事ぶりを見てる訳じゃないし、給料明細とかも見たことないし・・・・確かに、営業成績なんて、同じ会社じゃないあたしには、なんとでも言えるかもしれない。
「う・・・うん」
あたしは、なんだか重い気分になって、思わずうつむいた。
美保は、気の毒そうな顔つきをしながら、あたしの顔を見つめると、ちょっと遠慮気味に言う。
「で、一応、村木さんのいる部署では、村木さんに彼女がいること知ってる人多いみたいだけど・・・優ちゃんさぁ・・・
そんな頻繁に、村木さんと会ってないんだよね?」
「う・・・うん・・・・まぁ、出張とか忙しいって、言ってたから・・・
別にあたしも、会わなくても結構平気だし・・・」
「そっかぁ・・・なんかねぇ・・・
あたしの同級生も、結構物好きっていうか、そういうの好きだから、村木さんと同じ部署の知り合いに、
それとなく、村木さんの彼女のこと・・・
つまり優ちゃんのことだけど、聞いてみたらしいのね」
「うん・・・」
「そしたら、村木さん、しょっちゅう彼女に会ってるみたいだよって、そう言われたらしいの・・・]週末とか、いつも一緒だよみたいな、話しなんだけど・・・」
「え?」
「うん・・・・なんか、つじつま合わないよね・・・」
「・・・・・・」
あたしは、思わず黙ってしまった。