BitteR SweeT StrawberrY
【20】~For~
それから2日後。
佐野さんが止めるもの聞かずに、ケイは、仕事に戻っていった。
新城さんも相当心配していたけど、ケイ本人はケロッとしていて、いつもの様にクールに笑いながら、佐野さんの言葉も新城さんの心配もさらっと受け流しているようだった。
あたしといえば、まだ、有給休暇という名の出勤停止中で、そんなこともあって、ケイのお店でバイトに行こうかと思ったんだけど・・・
バイトしてるのを会社の人に見つかっても困るし、まだ、大輔は逃亡中だから、その関係でマスコミの人に来られて困るし、あたしは、大人しく、ケイのお部屋で家政婦的・・・というか、メイドさん的役割に徹することにした。
気分的には・・・
お嫁さん・・・・?
リビングの掃除をしながら、そんなことを考えて、あたしってばほんと馬鹿だなぁって、つくづく思ってしまう。
掃除機をかけながら、あたしは、ふとテレビの棚にある写真立てに目をやった。
そこにあるのは・・・そう、ケイと佐野さんが楽しそうに二人で写っている写真。
それを見るたびに、あたしは、いつも少し複雑な気分になる・・・
だけど・・・
いいんだ・・・
今、ケイと一緒にここに住んでるのは、あたしなんだから・・・
なんて、ちょっとだけ、偉そうなこと思ってみたり。
そんな自分に、思わず吹きだしたあたしは、誰もいないことをいいことに、えへへって一人で変な笑い方をしてしまう。
あたしってばほんと馬鹿!
とりあえず、掃除をして、買い物にいかないと!
そう思った時だった、キッチンのカウンターの上に置いておいたあたしの携帯が、メールの着信を知らせる、着メロを流し始めたのだった。
あたしは、掃除機の電源を切って、キッチンカウンターまで歩いていくと、携帯を開いてメールを確認してみる。
送信者は、美保だった。
「あれ?美保?」
『優ちゃ~~ん!!
ちょっと!大変!なんか、おかしなことになってるよ!
優ちゃん、今、どこにいるの!?』
あたしは、そんな短いメールを読んで、訳がわからずきょとんとしてしまう。
「な・・・何言ってんのかな?美保?」
苦笑したあたしは、ちらっとリビングの時計を見る。
時間は午前11時半・・・・うん、美保はまだ仕事中だな・・・
電話するのは迷惑だと思って、あたしは、返信ボタンを押した。
佐野さんが止めるもの聞かずに、ケイは、仕事に戻っていった。
新城さんも相当心配していたけど、ケイ本人はケロッとしていて、いつもの様にクールに笑いながら、佐野さんの言葉も新城さんの心配もさらっと受け流しているようだった。
あたしといえば、まだ、有給休暇という名の出勤停止中で、そんなこともあって、ケイのお店でバイトに行こうかと思ったんだけど・・・
バイトしてるのを会社の人に見つかっても困るし、まだ、大輔は逃亡中だから、その関係でマスコミの人に来られて困るし、あたしは、大人しく、ケイのお部屋で家政婦的・・・というか、メイドさん的役割に徹することにした。
気分的には・・・
お嫁さん・・・・?
リビングの掃除をしながら、そんなことを考えて、あたしってばほんと馬鹿だなぁって、つくづく思ってしまう。
掃除機をかけながら、あたしは、ふとテレビの棚にある写真立てに目をやった。
そこにあるのは・・・そう、ケイと佐野さんが楽しそうに二人で写っている写真。
それを見るたびに、あたしは、いつも少し複雑な気分になる・・・
だけど・・・
いいんだ・・・
今、ケイと一緒にここに住んでるのは、あたしなんだから・・・
なんて、ちょっとだけ、偉そうなこと思ってみたり。
そんな自分に、思わず吹きだしたあたしは、誰もいないことをいいことに、えへへって一人で変な笑い方をしてしまう。
あたしってばほんと馬鹿!
とりあえず、掃除をして、買い物にいかないと!
そう思った時だった、キッチンのカウンターの上に置いておいたあたしの携帯が、メールの着信を知らせる、着メロを流し始めたのだった。
あたしは、掃除機の電源を切って、キッチンカウンターまで歩いていくと、携帯を開いてメールを確認してみる。
送信者は、美保だった。
「あれ?美保?」
『優ちゃ~~ん!!
ちょっと!大変!なんか、おかしなことになってるよ!
優ちゃん、今、どこにいるの!?』
あたしは、そんな短いメールを読んで、訳がわからずきょとんとしてしまう。
「な・・・何言ってんのかな?美保?」
苦笑したあたしは、ちらっとリビングの時計を見る。
時間は午前11時半・・・・うん、美保はまだ仕事中だな・・・
電話するのは迷惑だと思って、あたしは、返信ボタンを押した。