BitteR SweeT StrawberrY
『どうしたの???
なに、おかしなことって?
えとね、今は、家にはいないんだよね・・・
うーん・・・大輔のこともあるから、バイト先の店長さんの家に、お世話になってるよ』
そう書いて送信すると・・・・3分もしないうちに、携帯が鳴ったのだった。
ディスプレイを見ると、何故か美保からの着信・・・
こんな時間に電話なんかしてていいのかな?と思いつつ、電話を受けてみる。
「もしも~し・・・」
あたしがそう言った瞬間、電話の向こうでやたらと興奮気味の美保が、まくし立てるようにこう言ったのだ。
「優ちゃん!!よかった~!よかったよぉ~~~!
そうだよね、優ちゃんまで行方不明になってる訳ないもんね!!
うんうん!そうだよそうだよ!」
あたしは、ますます訳がわからなくなって、ぽかーんとしてしまう。
「み、美保???ど、どうしたの???何の話してんの??」
「違うの!あれ、絶対何かの間違いだと思ったんだよ!」
「え~???だから何のこと???」
「それがね!」
興奮が収まらない感じの美保から聞いた話はこうだった。
今日発売の週刊誌に、大輔の詐欺についての記事が載っていて、大まかなその内容は、大輔が行方不明になった日から二日後、「交際相手(女性会社員)」も一緒に行方不明になっていて、その「交際相手」も今回の詐欺に関与しているかもしれず、警察が捜索している・・ということが書かれていたらしい。
だけど、あたしは刑事さんに連絡先も聞かれたし、住所も教えてあるし、本当に警察があたしを捜しているんだとしたら、携帯とかに連絡がきそうなものだし・・・・
あたしは、ケイの家にはいるけど、結構近所をうろうろしてるし、昨日は、コンビニであたしのマンションの管理人さんに会ったばっかりだし・・・
両親にも、一応事情は話してあるし・・・
行方不明というには、あたしは、あまりにも所在がわかりすぎてると思う・・・
実際に、警察からあたしのとこには、何の連絡もきてないし・・・
ほんとに・・・
なんでそんな適当な記事が書けるのかと・・・
腹立たしいけど、呆れて物も言えないというか、なんというか・・・
もし、行方不明になっているとしたら、それはあたしじゃなくて、大輔の浮気相手であるあの若いキャバ嬢さんだと思うけど・・・
なに、おかしなことって?
えとね、今は、家にはいないんだよね・・・
うーん・・・大輔のこともあるから、バイト先の店長さんの家に、お世話になってるよ』
そう書いて送信すると・・・・3分もしないうちに、携帯が鳴ったのだった。
ディスプレイを見ると、何故か美保からの着信・・・
こんな時間に電話なんかしてていいのかな?と思いつつ、電話を受けてみる。
「もしも~し・・・」
あたしがそう言った瞬間、電話の向こうでやたらと興奮気味の美保が、まくし立てるようにこう言ったのだ。
「優ちゃん!!よかった~!よかったよぉ~~~!
そうだよね、優ちゃんまで行方不明になってる訳ないもんね!!
うんうん!そうだよそうだよ!」
あたしは、ますます訳がわからなくなって、ぽかーんとしてしまう。
「み、美保???ど、どうしたの???何の話してんの??」
「違うの!あれ、絶対何かの間違いだと思ったんだよ!」
「え~???だから何のこと???」
「それがね!」
興奮が収まらない感じの美保から聞いた話はこうだった。
今日発売の週刊誌に、大輔の詐欺についての記事が載っていて、大まかなその内容は、大輔が行方不明になった日から二日後、「交際相手(女性会社員)」も一緒に行方不明になっていて、その「交際相手」も今回の詐欺に関与しているかもしれず、警察が捜索している・・ということが書かれていたらしい。
だけど、あたしは刑事さんに連絡先も聞かれたし、住所も教えてあるし、本当に警察があたしを捜しているんだとしたら、携帯とかに連絡がきそうなものだし・・・・
あたしは、ケイの家にはいるけど、結構近所をうろうろしてるし、昨日は、コンビニであたしのマンションの管理人さんに会ったばっかりだし・・・
両親にも、一応事情は話してあるし・・・
行方不明というには、あたしは、あまりにも所在がわかりすぎてると思う・・・
実際に、警察からあたしのとこには、何の連絡もきてないし・・・
ほんとに・・・
なんでそんな適当な記事が書けるのかと・・・
腹立たしいけど、呆れて物も言えないというか、なんというか・・・
もし、行方不明になっているとしたら、それはあたしじゃなくて、大輔の浮気相手であるあの若いキャバ嬢さんだと思うけど・・・