BitteR SweeT StrawberrY
大輔、ごめんね・・・
でも、あたし、いま、ほんとに・・・
わからないの・・・
どうしていいのか・・・
ぎゅうっと胸が痛くなる。
大輔に申し訳なくて、心が痛い。
罪悪感が、ちくちくと心を刺していく。
大輔がいい人なのはわかってる。
確かに、あたしは、大輔が好き。
だけど、なんだろう、この・・・
胸にひっかかってる、この、気持ちは・・・
プロポーズされて嬉しいはずのなのに、なんでこんなに、泣きたくなるんだろう・・・
あたしは、こぼれそうになった涙を袖でぬぐって、マンションの中へ入ろうとした。
「優さん!」
そんなあたしを、誰かが呼び止めた。
あたしは、零れてしまった涙を袖で拭いて、声のしたほうを振り返る。
あたしの目線の先にいたのは・・・・
ケイのお店の副店長さん・・・・そう、新城 真人さんだったのだ。
「あれ・・・?し、新城さん???ど、どうして???」
なんでこんなところに新城さんがいるのか、あたしには一瞬わからなかった。
新城さんは、コンビニの袋を腕からさげたカッコで、ブーツのかかとを鳴らしながらあたしの前に立つ。
そして、にっこり笑ってこう言った。
「今の彼氏?」
「え!あ・・・うん」
「真面目そうな人じゃん!」
「うん、真面目だし、優しいよ」
「そんな感じする!」
「新城さんはなんでこんなとこにいるの?あ・・・もしかして、ケイのとこに遊びにきたの?」
あたしがそう聞くと、新城さんは、ちょっと曇った顔をした。
「あ~・・・そうなんだけど・・・・遊びってか・・・うん・・・」
なんだか言葉を濁す新城さんに、あたしは変な不安を覚える。
「どうしたの?なにか・・・あった?」
「いや・・・ケイさんが、ちょっと体調悪くてさ・・・それで様子見にきた訳。
飲み物買ってこいっていわれて、買出し行ってたんだ。
そしたらそこに、優さんいたから、声かけてみた」
「ケイ、具合悪いの?」
「うん・・・・」
「風邪でもひいた?」
「・・・・いや・・・・うーん・・・まぁ、それは俺から言うことじゃないかな」
あたしは、新城さんのその言葉に、なんだか、妙な胸騒ぎを感じた。
そういえば・・・
ケイ・・・
この間も、顔色悪かった・・・
「あ・・・あの・・・新城さん」
「ん?」
「あたしも・・・お見舞い・・・行っていいかな?」
あたしがそう言うと、新城さんは、なんだか安心したように笑ってこう言った。
「おおおおお!助かる~~~~~!
い、いやさ・・・・いつものケイさんならあれなんだけど、ちょっとクタってしてるケイさん見ると・・・
こう、なんていうか・・・
変な気分に・・・・」
「ぶ!」
冗談なのか本気なのかわからない新城さんの言葉に、あたしは思わず吹きだした。
でも、なんとなく、新城さんの気持ちがわかる。
だって、ケイは、女のあたしだって、見てるだけでどきどきしちゃうような不思議な魅力があるし。
男の人なら、尚更、変な気分になっちゃうかも・・・
新城さん、仕事柄お洒落でちょっと遊び人風味だけど、根は真面目なんだね。
切ない気分になっていたあたしだけど、なんだか、ケイに会えると思ったら、ちょっと元気が出て・・・
あたしは、そのまま、新城さんとケイの部屋へ行くことにした。
でも、あたし、いま、ほんとに・・・
わからないの・・・
どうしていいのか・・・
ぎゅうっと胸が痛くなる。
大輔に申し訳なくて、心が痛い。
罪悪感が、ちくちくと心を刺していく。
大輔がいい人なのはわかってる。
確かに、あたしは、大輔が好き。
だけど、なんだろう、この・・・
胸にひっかかってる、この、気持ちは・・・
プロポーズされて嬉しいはずのなのに、なんでこんなに、泣きたくなるんだろう・・・
あたしは、こぼれそうになった涙を袖でぬぐって、マンションの中へ入ろうとした。
「優さん!」
そんなあたしを、誰かが呼び止めた。
あたしは、零れてしまった涙を袖で拭いて、声のしたほうを振り返る。
あたしの目線の先にいたのは・・・・
ケイのお店の副店長さん・・・・そう、新城 真人さんだったのだ。
「あれ・・・?し、新城さん???ど、どうして???」
なんでこんなところに新城さんがいるのか、あたしには一瞬わからなかった。
新城さんは、コンビニの袋を腕からさげたカッコで、ブーツのかかとを鳴らしながらあたしの前に立つ。
そして、にっこり笑ってこう言った。
「今の彼氏?」
「え!あ・・・うん」
「真面目そうな人じゃん!」
「うん、真面目だし、優しいよ」
「そんな感じする!」
「新城さんはなんでこんなとこにいるの?あ・・・もしかして、ケイのとこに遊びにきたの?」
あたしがそう聞くと、新城さんは、ちょっと曇った顔をした。
「あ~・・・そうなんだけど・・・・遊びってか・・・うん・・・」
なんだか言葉を濁す新城さんに、あたしは変な不安を覚える。
「どうしたの?なにか・・・あった?」
「いや・・・ケイさんが、ちょっと体調悪くてさ・・・それで様子見にきた訳。
飲み物買ってこいっていわれて、買出し行ってたんだ。
そしたらそこに、優さんいたから、声かけてみた」
「ケイ、具合悪いの?」
「うん・・・・」
「風邪でもひいた?」
「・・・・いや・・・・うーん・・・まぁ、それは俺から言うことじゃないかな」
あたしは、新城さんのその言葉に、なんだか、妙な胸騒ぎを感じた。
そういえば・・・
ケイ・・・
この間も、顔色悪かった・・・
「あ・・・あの・・・新城さん」
「ん?」
「あたしも・・・お見舞い・・・行っていいかな?」
あたしがそう言うと、新城さんは、なんだか安心したように笑ってこう言った。
「おおおおお!助かる~~~~~!
い、いやさ・・・・いつものケイさんならあれなんだけど、ちょっとクタってしてるケイさん見ると・・・
こう、なんていうか・・・
変な気分に・・・・」
「ぶ!」
冗談なのか本気なのかわからない新城さんの言葉に、あたしは思わず吹きだした。
でも、なんとなく、新城さんの気持ちがわかる。
だって、ケイは、女のあたしだって、見てるだけでどきどきしちゃうような不思議な魅力があるし。
男の人なら、尚更、変な気分になっちゃうかも・・・
新城さん、仕事柄お洒落でちょっと遊び人風味だけど、根は真面目なんだね。
切ない気分になっていたあたしだけど、なんだか、ケイに会えると思ったら、ちょっと元気が出て・・・
あたしは、そのまま、新城さんとケイの部屋へ行くことにした。