BitteR SweeT StrawberrY
大輔の誘いは断ったくせに・・・あたし、何やってんだろう?
もう、ほんとに、馬鹿じゃないのかと思うけど・・・
あたしは、その時もう、苺を練りこんだ生クリームのようなケイの唇の虜になってた。
ケイの中に、あたしに対する恋愛感情的なにかがあるとは思えないけど・・・
以前言っていたとおり、ケイはきっと、男でも女でも、肉体的にも精神的にも愛することのできる人なんだと思う。
じゃあ・・・今、あたしの中にある、この人への感情は・・・何?
「優子は可愛いな・・・」
そう言って、ケイはまた、くすくすとイタズラ気に笑った。
“可愛い・・・”って言われて、何だか、体が熱くなる。
そんなあたしの髪をそっと撫でてから、ケイは、この間と同じように、ふんわりと抱き締めておでこに小さくキスしてくれた。
あたしは、ケイのパジャマの背中を掴んで、その細い肩にぎゅっとほっぺを押し付けてしまう。
そんなあたしに向かって、ケイは、ハスキーなあの声で囁くように言うのだった。
「優子は、可愛い娘(こ)だな?これですぐに眠れるぞ」
「もぉ・・・そ、そんな・・・そんな問題じゃ・・・ないよっ!
ケイは・・・なんでこんなこと・・・あたしにするの?」
「ん?可愛いから、可愛がってるだけだよ」
ケイはそう言ってくすくすと笑った。
「他の・・・他の子にも・・・いつも、こんなこと、してるの・・・・?」
思わずそんなこと聞いてしまって、あたしは、なんてことを聞いたのかと思って、ハッとしてしまった。
馬鹿だあたし!
なんでこんなこと聞いてんだろ!?
ケイは、思わず後悔したあたしに気付いているのかいないのか、相変わらずくすくす笑いながら、さらっとこう言った。
「触りたいと思った子には触るよ。男でも女でもね。
ちゃんと人は選んでるし、そんなしょっちゅうって事もない。
優子は・・・つい、触りたくなる変なオーラがあるしな」
「また・・・変なオーラとか、言うし・・・」
あたしは拗ねたようにそう言ったけど、内心、もしかしたら、あたしは、『ケイに特別に選んでもらった存在』なのかもしれないって、変に前向なことを考えてしまった。
男の人にも女の人にも愛されるケイに、こうやって、触ってもらえることは、実は、すごいことなんじゃないかと、そんなことを思ってみたり・・・
あれ・・・?
あたし、いつからこんなに自信過剰になったんだろう・・・?
もう、馬鹿じゃないのあたし・・・
ケイは女の人なのに・・・
女の人なのに・・・
あたしは、どうしてこんなに、抵抗もなく、この人を受け入れてしまったんだろう・・・
体に触られることに、なんの抵抗もないなんて・・・
あ・・・
そうだ・・・
大輔・・・
プロポーズされてたんだっけ・・・・
なんでこんな大事なこと、忘れてるんだろう・・・
もう、あたし・・・
ほんとに、頭おかし過ぎだよ・・・
あたしの頭の中に、色んな思いが浮かんでくるけど、あの強烈な快感の後の倦怠感が、あたしの思考回路を、急速に停止させていった。
眠くなってきた・・・・
今夜は、もう、考える・・・
よそう・・・
明日・・・
明日になれば・・・
きっと・・・
肩におでこを押し付けたまま、瞳を閉じかけたあたしの耳元に、甘い響きのするハスキーな声で、ケイが囁いた。
「おやすみ・・・・優子・・・・」
あたしは、その声を合図にしたみたいに、ふぅっと、柔らかな眠りに落ちてしまった・・・
もう、ほんとに、馬鹿じゃないのかと思うけど・・・
あたしは、その時もう、苺を練りこんだ生クリームのようなケイの唇の虜になってた。
ケイの中に、あたしに対する恋愛感情的なにかがあるとは思えないけど・・・
以前言っていたとおり、ケイはきっと、男でも女でも、肉体的にも精神的にも愛することのできる人なんだと思う。
じゃあ・・・今、あたしの中にある、この人への感情は・・・何?
「優子は可愛いな・・・」
そう言って、ケイはまた、くすくすとイタズラ気に笑った。
“可愛い・・・”って言われて、何だか、体が熱くなる。
そんなあたしの髪をそっと撫でてから、ケイは、この間と同じように、ふんわりと抱き締めておでこに小さくキスしてくれた。
あたしは、ケイのパジャマの背中を掴んで、その細い肩にぎゅっとほっぺを押し付けてしまう。
そんなあたしに向かって、ケイは、ハスキーなあの声で囁くように言うのだった。
「優子は、可愛い娘(こ)だな?これですぐに眠れるぞ」
「もぉ・・・そ、そんな・・・そんな問題じゃ・・・ないよっ!
ケイは・・・なんでこんなこと・・・あたしにするの?」
「ん?可愛いから、可愛がってるだけだよ」
ケイはそう言ってくすくすと笑った。
「他の・・・他の子にも・・・いつも、こんなこと、してるの・・・・?」
思わずそんなこと聞いてしまって、あたしは、なんてことを聞いたのかと思って、ハッとしてしまった。
馬鹿だあたし!
なんでこんなこと聞いてんだろ!?
ケイは、思わず後悔したあたしに気付いているのかいないのか、相変わらずくすくす笑いながら、さらっとこう言った。
「触りたいと思った子には触るよ。男でも女でもね。
ちゃんと人は選んでるし、そんなしょっちゅうって事もない。
優子は・・・つい、触りたくなる変なオーラがあるしな」
「また・・・変なオーラとか、言うし・・・」
あたしは拗ねたようにそう言ったけど、内心、もしかしたら、あたしは、『ケイに特別に選んでもらった存在』なのかもしれないって、変に前向なことを考えてしまった。
男の人にも女の人にも愛されるケイに、こうやって、触ってもらえることは、実は、すごいことなんじゃないかと、そんなことを思ってみたり・・・
あれ・・・?
あたし、いつからこんなに自信過剰になったんだろう・・・?
もう、馬鹿じゃないのあたし・・・
ケイは女の人なのに・・・
女の人なのに・・・
あたしは、どうしてこんなに、抵抗もなく、この人を受け入れてしまったんだろう・・・
体に触られることに、なんの抵抗もないなんて・・・
あ・・・
そうだ・・・
大輔・・・
プロポーズされてたんだっけ・・・・
なんでこんな大事なこと、忘れてるんだろう・・・
もう、あたし・・・
ほんとに、頭おかし過ぎだよ・・・
あたしの頭の中に、色んな思いが浮かんでくるけど、あの強烈な快感の後の倦怠感が、あたしの思考回路を、急速に停止させていった。
眠くなってきた・・・・
今夜は、もう、考える・・・
よそう・・・
明日・・・
明日になれば・・・
きっと・・・
肩におでこを押し付けたまま、瞳を閉じかけたあたしの耳元に、甘い響きのするハスキーな声で、ケイが囁いた。
「おやすみ・・・・優子・・・・」
あたしは、その声を合図にしたみたいに、ふぅっと、柔らかな眠りに落ちてしまった・・・