BitteR SweeT StrawberrY
大輔のことは・・・もちろん、好き。
だけど、サイコ――っ!って思ったことないから、なんて・・・そんなこと、書ける訳がない。
我ながら、ひどい女だって、一瞬で、ものすごい自己嫌悪に陥ってしまう。
大輔を傷つけないように・・・
どう言って、待ってもらうか・・・
待ってもらうっていっても・・・
そもそも、あたしは、ほんとに大輔と結婚する気があるのかな・・・?
結婚する気もないのに、待ってもらうのも残酷な話しだよね・・・
大輔と結婚したいと思って待ってもらうのか、それとも、その気もないのに待ってもらうのか、なんだか、頭の中が、ごちゃごちゃになってきてしまった。
メールを打つ手を止めたまま、あたしは、ひたすら考えこんだ。
大輔のことは・・・好き。
それはほんとのこと。
そんな大輔との結婚は、きっと幸せなはず・・・
きっと両親も、友達も、幸せになれるねって・・・言ってくれるとは思う。
でも。
このまま結婚してしまったら、平凡な人生のまま、あたしは何の目標もないまま、ずっと生活していくことになってしまう気がする。
何の目標もなく、生きてきてしまったから。
このまま結婚したら、死ぬまで、目標なんかないまま、終わってしまう気がする。
じゃあ・・・あたしの目標は、どうやって見つけたらいんだろう。
本来だったら、大輔の良い奥さんになるとか・・・そういう目標を持つべきなのかもしれないけど・・・・
それじゃ、納得できない、あたしがいる。
あたしは、これから、どうしたいの?
どういう生活を望んでるの?
あたしの目標、何?
仕事大変そうだったけど、美保は、あたしの目には、すごく輝いて見えた。
自分の仕事にポリシーを持ってて、恋も仕事も頑張ってこなして、カッコよくて賢い女になるんだって、帰り際、笑顔でそう言ってた。
あたしは、そんな美保が、すごく羨ましく思えた。
あたしの目標・・・
『目標を探す』ことが、あたしの目標・・・?
その言葉が頭に過ぎった瞬間、あたしは、ハッとした。
我ながら、変な目標だって思った。
だけど、自分の中で、妙に納得できてしまったのだから、困ったもんだと思う。
あたしも、美保みたいに、目標が欲しい。
仕事でも恋愛でも、胸を張って、これがあたしなんだ!って言える、何かが欲しい・・・
あたしは、意を決して、メールの作成を再開した。
『大ちゃん・・・あたし、何か目標が欲しいの。
もちろん、大ちゃんのことは好き。
本当に大事に思ってる。
だから、大ちゃん・・・
あたしに、目標が見つかるまで、返事、待ってもらっていいですか?
あたしね、何か、新しいことに・・・挑戦してみたいんだ。
バイトすることにしたのも、そうやって、新しいことに挑戦してみたかったからなんだ。
私のわがままってことは、わかってるんだ・・・これで、嫌われちゃったら、もうほんとに、しょうがないと思うけど・・・
もう少し、頑張ってみたいの・・・
結婚したら、きっとあたしは、大ちゃんに甘えてしまって、やっぱり挑戦や~めたって、言っちゃいそうだから・・・
あたしのわがまま・・・許してくれますか?』
この文面が、かなりの保身が入ってることは判ってる。
あたしってずるいなって、ほんとに、自己嫌悪になる。
でも、今は、こう書くしかない。
目標がほしいって思う反面、きっとあたしは、今までの自分ができなかったことに挑戦することが、怖いって思ってるんだと思う。
だから、万が一挫折してしまったときに、慰めてもらえるように、こんな風に書いたんだと思う。
あたしはずるい。
ほんとにずるいと思う。
でも、これは、大輔に、きちんと伝えないといけないことなんだ・・・
あたしは、大きく息を吸って、思い切り緊張して、メールの送信ボタンを押した。
だけど、サイコ――っ!って思ったことないから、なんて・・・そんなこと、書ける訳がない。
我ながら、ひどい女だって、一瞬で、ものすごい自己嫌悪に陥ってしまう。
大輔を傷つけないように・・・
どう言って、待ってもらうか・・・
待ってもらうっていっても・・・
そもそも、あたしは、ほんとに大輔と結婚する気があるのかな・・・?
結婚する気もないのに、待ってもらうのも残酷な話しだよね・・・
大輔と結婚したいと思って待ってもらうのか、それとも、その気もないのに待ってもらうのか、なんだか、頭の中が、ごちゃごちゃになってきてしまった。
メールを打つ手を止めたまま、あたしは、ひたすら考えこんだ。
大輔のことは・・・好き。
それはほんとのこと。
そんな大輔との結婚は、きっと幸せなはず・・・
きっと両親も、友達も、幸せになれるねって・・・言ってくれるとは思う。
でも。
このまま結婚してしまったら、平凡な人生のまま、あたしは何の目標もないまま、ずっと生活していくことになってしまう気がする。
何の目標もなく、生きてきてしまったから。
このまま結婚したら、死ぬまで、目標なんかないまま、終わってしまう気がする。
じゃあ・・・あたしの目標は、どうやって見つけたらいんだろう。
本来だったら、大輔の良い奥さんになるとか・・・そういう目標を持つべきなのかもしれないけど・・・・
それじゃ、納得できない、あたしがいる。
あたしは、これから、どうしたいの?
どういう生活を望んでるの?
あたしの目標、何?
仕事大変そうだったけど、美保は、あたしの目には、すごく輝いて見えた。
自分の仕事にポリシーを持ってて、恋も仕事も頑張ってこなして、カッコよくて賢い女になるんだって、帰り際、笑顔でそう言ってた。
あたしは、そんな美保が、すごく羨ましく思えた。
あたしの目標・・・
『目標を探す』ことが、あたしの目標・・・?
その言葉が頭に過ぎった瞬間、あたしは、ハッとした。
我ながら、変な目標だって思った。
だけど、自分の中で、妙に納得できてしまったのだから、困ったもんだと思う。
あたしも、美保みたいに、目標が欲しい。
仕事でも恋愛でも、胸を張って、これがあたしなんだ!って言える、何かが欲しい・・・
あたしは、意を決して、メールの作成を再開した。
『大ちゃん・・・あたし、何か目標が欲しいの。
もちろん、大ちゃんのことは好き。
本当に大事に思ってる。
だから、大ちゃん・・・
あたしに、目標が見つかるまで、返事、待ってもらっていいですか?
あたしね、何か、新しいことに・・・挑戦してみたいんだ。
バイトすることにしたのも、そうやって、新しいことに挑戦してみたかったからなんだ。
私のわがままってことは、わかってるんだ・・・これで、嫌われちゃったら、もうほんとに、しょうがないと思うけど・・・
もう少し、頑張ってみたいの・・・
結婚したら、きっとあたしは、大ちゃんに甘えてしまって、やっぱり挑戦や~めたって、言っちゃいそうだから・・・
あたしのわがまま・・・許してくれますか?』
この文面が、かなりの保身が入ってることは判ってる。
あたしってずるいなって、ほんとに、自己嫌悪になる。
でも、今は、こう書くしかない。
目標がほしいって思う反面、きっとあたしは、今までの自分ができなかったことに挑戦することが、怖いって思ってるんだと思う。
だから、万が一挫折してしまったときに、慰めてもらえるように、こんな風に書いたんだと思う。
あたしはずるい。
ほんとにずるいと思う。
でも、これは、大輔に、きちんと伝えないといけないことなんだ・・・
あたしは、大きく息を吸って、思い切り緊張して、メールの送信ボタンを押した。