BitteR SweeT StrawberrY
そこに立っていたのは、現役女子高生の雛乃ちゃんだった。
「おっはようで~す!」
「あ・・・っ、お、おはようっ!今日から、よろしくね~」
「は~い!そのお仕事、最初は結構大変なんでぇ、がんばってくらさいね!」
「は~い、ほんと大変だね、これ?」
「大変ですよぉ~でも、慣れたら楽ですお!」
「うん」
「じゃ、フロアいてきま~」
雛乃ちゃんは、あどけなく笑ってあたしに手を振ると、開店準備で忙しいのか、さっとフロアに戻っていく。
あんな若いのに頑張ってるんだな~・・・なんて、そんなおばさん臭いことを思う自分にがっかりして、思わず苦笑いしたあたし。
とりあえず、気を取り直してダンボールを開けることにした・・・・
だけど・・・・なんだか、背中に方に誰かの気配を感じて、あたしは、思わず、入り口の方を振り返る。
すると、あたしの視界の中に、ジャージ姿で膝を抱え、うつむきながら座り込んでいる女の子が飛び込んできたのだ。
「わっ!!」
一瞬幽霊かと思って、あたしは、思わず声を上げてしまう。
あんまりにも驚いたから、あたしの心臓は、思い切りどきどきと鼓動を打った。
もう、ほんとに、幽霊かと思った・・・・
でも、よく見ると・・・
なんか、ちゃんと人間(?)の女の子みたいで・・・よかったなと安心するけど、動揺は治まらない。
「え?!えと・・・え???え???!」
「ぉはょぅ・・・ござぃます・・・寺館 真帆(てらだて まほ)と申ぅします・・・
ぃご、ぉ見しりぉきを・・・」
「あ・・・お、おはよう、ご、ございます!お、押野 優子です・・・・
こ、これから、よ、よろしく、お、お願いします・・・」
この子が・・・新城さんが言ってた、真帆ちゃんか・・・っ
うん、確かに、何かか強烈かも・・・っ
あたしは、えへへって苦笑いして、未だに、床の上にうずくまってる真帆ちゃんを見た。
膝を抱えて座ったままの真帆ちゃんは、うつむき下限になりながらか細い声で言う。
「ケイ姉たまから、きぃてぉります・・・・最近まで引きこもりニートをしてぉりましたので、挙動不審で申ぅし訳ご
ざぃませぬ・・・」
「い、いえいえ・・・っ、だ、大丈夫・・・っ、き、気にしてない・・からっ」
そうは答えたものの、あたしは、真帆ちゃんの服装をしみじみ眺めてしまった、
長い髪を無造作に結って、黒ぶちめがねにジャージ姿・・・
まさか、このカッコで接客するつもりじゃ・・・と思ってしまったあたしがいる。
そんなあたしの胸の内を知らないだろう真帆ちゃんは、いきなりすくっと立ち上がると、両手に大きな荷物を抱えたまま、あたしの目の前をすーっと横切っていった。
「う・・・っ」
あたしは、訳もわからず、そんな真帆ちゃんを目で追ってしまう。
真帆ちゃんは、棚の端の方にある、更衣スペースらしいカーテンの中に無言で入っていった。
なんなんだろう・・・こ、この子???
あたしは、きょとんとして苦笑いしたまま、とりあえず、床に置きっぱなしのダンボールを開けることにした。
あたしが検品を開始して、数分後・・・
いさーっと、更衣スペースのカーテンが開く音がした。
あたしは、ハッとそっちを振り返って・・・・
「はぅっ!?」
心臓が飛び出すほどびっくりして、思わずぽかーんとしてしまったのだ。
「おっはようで~す!」
「あ・・・っ、お、おはようっ!今日から、よろしくね~」
「は~い!そのお仕事、最初は結構大変なんでぇ、がんばってくらさいね!」
「は~い、ほんと大変だね、これ?」
「大変ですよぉ~でも、慣れたら楽ですお!」
「うん」
「じゃ、フロアいてきま~」
雛乃ちゃんは、あどけなく笑ってあたしに手を振ると、開店準備で忙しいのか、さっとフロアに戻っていく。
あんな若いのに頑張ってるんだな~・・・なんて、そんなおばさん臭いことを思う自分にがっかりして、思わず苦笑いしたあたし。
とりあえず、気を取り直してダンボールを開けることにした・・・・
だけど・・・・なんだか、背中に方に誰かの気配を感じて、あたしは、思わず、入り口の方を振り返る。
すると、あたしの視界の中に、ジャージ姿で膝を抱え、うつむきながら座り込んでいる女の子が飛び込んできたのだ。
「わっ!!」
一瞬幽霊かと思って、あたしは、思わず声を上げてしまう。
あんまりにも驚いたから、あたしの心臓は、思い切りどきどきと鼓動を打った。
もう、ほんとに、幽霊かと思った・・・・
でも、よく見ると・・・
なんか、ちゃんと人間(?)の女の子みたいで・・・よかったなと安心するけど、動揺は治まらない。
「え?!えと・・・え???え???!」
「ぉはょぅ・・・ござぃます・・・寺館 真帆(てらだて まほ)と申ぅします・・・
ぃご、ぉ見しりぉきを・・・」
「あ・・・お、おはよう、ご、ございます!お、押野 優子です・・・・
こ、これから、よ、よろしく、お、お願いします・・・」
この子が・・・新城さんが言ってた、真帆ちゃんか・・・っ
うん、確かに、何かか強烈かも・・・っ
あたしは、えへへって苦笑いして、未だに、床の上にうずくまってる真帆ちゃんを見た。
膝を抱えて座ったままの真帆ちゃんは、うつむき下限になりながらか細い声で言う。
「ケイ姉たまから、きぃてぉります・・・・最近まで引きこもりニートをしてぉりましたので、挙動不審で申ぅし訳ご
ざぃませぬ・・・」
「い、いえいえ・・・っ、だ、大丈夫・・・っ、き、気にしてない・・からっ」
そうは答えたものの、あたしは、真帆ちゃんの服装をしみじみ眺めてしまった、
長い髪を無造作に結って、黒ぶちめがねにジャージ姿・・・
まさか、このカッコで接客するつもりじゃ・・・と思ってしまったあたしがいる。
そんなあたしの胸の内を知らないだろう真帆ちゃんは、いきなりすくっと立ち上がると、両手に大きな荷物を抱えたまま、あたしの目の前をすーっと横切っていった。
「う・・・っ」
あたしは、訳もわからず、そんな真帆ちゃんを目で追ってしまう。
真帆ちゃんは、棚の端の方にある、更衣スペースらしいカーテンの中に無言で入っていった。
なんなんだろう・・・こ、この子???
あたしは、きょとんとして苦笑いしたまま、とりあえず、床に置きっぱなしのダンボールを開けることにした。
あたしが検品を開始して、数分後・・・
いさーっと、更衣スペースのカーテンが開く音がした。
あたしは、ハッとそっちを振り返って・・・・
「はぅっ!?」
心臓が飛び出すほどびっくりして、思わずぽかーんとしてしまったのだ。