BitteR SweeT StrawberrY
*
それからあたしは、子供みたいにケイにくっついたまま、3杯目のスノーフェアリーを飲んだ。
だけど、あたしに記憶があるのは、そこまでで・・・
気付いた時、あたしは、ものすごくクッションの良いベッドの上に寝ていたのだった。
うーん・・・
頭が・・・
痛い・・・
「はうぅ・・・」
自分が一体どこにいるかもわからないまま、あたしは唸ってうつぶせになる。
ぼんやりとしたまま、ちらっと視線を横に向けると、どこかで見たことのある大きな窓が飛び込んでくる。
少しだけ隙間の開いたカーテン。
「ぅう・・・あ、れ?」
あたしは、ぼんやりしたまま思った。
ここは、あたしの部屋じゃない・・・
どこ・・・だろ?
見たことある・・・けど・・・
体に残ったアルコールと眠気のせいで、思考回路がまだ作動してない。
だけど、シーンと鎮まり返った部屋の中に、どこからともなく、誰かが話している声が聞こえてくる。
「んー・・・・」
あたしは、視線を戻して、サイドテーブルに目をやってハッとした。
「あれ・・・ここ・・・ケイの・・・っ」
そうだ・・・
どうりで見たことがあるはず・・
ここ・・・ケイの部屋だ・・・っ!
あたしは、痛い頭を抑えてガバッとベッドの上で起き上がった。
「やだっ・・・あたし!」
なんでケイの部屋で寝ていたのか、あたしは全然覚えてない!
思わず、布団をめくって自分の服を確かめる。
キャミソールと下着だけしか着てない・・・
気付けば、床の上にあたしの服が散らばってる・・・
「うぅっ!!」
何も覚えてない!
ほんとに何も・・・っ
やだ、あたし・・・また・・・っ!?
急にカーッと顔が赤くなって、あたしは、慌てて周りを見回す。
だけど、ケイの姿はない。
でも、少し開いたドアの向こうから、誰かが話している声が聞こえてくる。
その声が、ケイのあのハスキーな声だって気がついて、あたしは、顔を赤くしたまま、スカートを履くのも忘れてリビングの方へ飛び出そうとした。
でも・・・
ドアを開いた時、はっきり聞こえてきたケイの声が、なんだかいつもと違っていて、あたしは、思わず、足音を潜めたのだった。
まるで泥棒みたいに、そーっと、リビングに向かって歩いてみる。
リビングのドアも、何故か半開きだった。
あたしは、何故かこそっとリビングの中を覗いてしまう。
すると・・・
朝の日差しがまぶしい窓辺にもたれかかって、シルクのガウンを羽織っただけのケイが、携帯で、誰かと話をしていた。
髪が濡れてるから、きっと、お風呂に入っていたんだと思う。
別に・・・
盗み聞きするつもりもないけど・・・
なんだか、リビングに入りずらくなって、あたしは、どの場でフリーズしてしまった。
それからあたしは、子供みたいにケイにくっついたまま、3杯目のスノーフェアリーを飲んだ。
だけど、あたしに記憶があるのは、そこまでで・・・
気付いた時、あたしは、ものすごくクッションの良いベッドの上に寝ていたのだった。
うーん・・・
頭が・・・
痛い・・・
「はうぅ・・・」
自分が一体どこにいるかもわからないまま、あたしは唸ってうつぶせになる。
ぼんやりとしたまま、ちらっと視線を横に向けると、どこかで見たことのある大きな窓が飛び込んでくる。
少しだけ隙間の開いたカーテン。
「ぅう・・・あ、れ?」
あたしは、ぼんやりしたまま思った。
ここは、あたしの部屋じゃない・・・
どこ・・・だろ?
見たことある・・・けど・・・
体に残ったアルコールと眠気のせいで、思考回路がまだ作動してない。
だけど、シーンと鎮まり返った部屋の中に、どこからともなく、誰かが話している声が聞こえてくる。
「んー・・・・」
あたしは、視線を戻して、サイドテーブルに目をやってハッとした。
「あれ・・・ここ・・・ケイの・・・っ」
そうだ・・・
どうりで見たことがあるはず・・
ここ・・・ケイの部屋だ・・・っ!
あたしは、痛い頭を抑えてガバッとベッドの上で起き上がった。
「やだっ・・・あたし!」
なんでケイの部屋で寝ていたのか、あたしは全然覚えてない!
思わず、布団をめくって自分の服を確かめる。
キャミソールと下着だけしか着てない・・・
気付けば、床の上にあたしの服が散らばってる・・・
「うぅっ!!」
何も覚えてない!
ほんとに何も・・・っ
やだ、あたし・・・また・・・っ!?
急にカーッと顔が赤くなって、あたしは、慌てて周りを見回す。
だけど、ケイの姿はない。
でも、少し開いたドアの向こうから、誰かが話している声が聞こえてくる。
その声が、ケイのあのハスキーな声だって気がついて、あたしは、顔を赤くしたまま、スカートを履くのも忘れてリビングの方へ飛び出そうとした。
でも・・・
ドアを開いた時、はっきり聞こえてきたケイの声が、なんだかいつもと違っていて、あたしは、思わず、足音を潜めたのだった。
まるで泥棒みたいに、そーっと、リビングに向かって歩いてみる。
リビングのドアも、何故か半開きだった。
あたしは、何故かこそっとリビングの中を覗いてしまう。
すると・・・
朝の日差しがまぶしい窓辺にもたれかかって、シルクのガウンを羽織っただけのケイが、携帯で、誰かと話をしていた。
髪が濡れてるから、きっと、お風呂に入っていたんだと思う。
別に・・・
盗み聞きするつもりもないけど・・・
なんだか、リビングに入りずらくなって、あたしは、どの場でフリーズしてしまった。