BitteR SweeT StrawberrY
あたしは、ひたすらぽかーんとしたまま、いたずらっぽく笑っているケイを見つめてしまう。
「うん・・・近いうちに行くよ。うん、わかった、じゃ・・・」
そう言って、ケイは携帯を切った。
訳がわからずぽかーんとしてるあたしを、ケイは、濡れた前髪の下からまっすぐに見つめて、携帯を、無造作にカーペットの上へと投げた。
あたしは、思わずこう言った。
「ご、ごめんっ、盗み聞きしてたわけじゃ・・・ないんだよっ」
ケイは、可笑しそうにあははって笑うと、弱冠アタフタしているあたしの髪をくしゃくしゃって撫でる。
顔を真っ赤にしたあたしは、なんて言ったらいいか判らなくなって、思わず黙ってしまった。
「別にいいよ。聞かれてまずいことなんか、何も話してないし」
「なんていうか、入ったらまずかなぁ?って思って・・・ちょっと、フリーズしてた・・・」
「きっと、そんな変な気を使ったんだなっていうのは、判ってるよ」
「う・・・うん、そ、そっか」
「それより、風呂、入ってきたら?」
「う、うん・・・ありがと。でも、着替え・・・」
「貸してやるよ」
「うん・・・」
顔を赤くしたまま、こくんって頷いたあたしだけど、あたしは、ガウン姿のケイを、足先から頭までじっと見て、あることに気付いてしまった。
ケイは・・・
細い・・・
どう考えても・・・
あたしなんかより・・・
腰・・・
細い・・・
「うぅっ!?やばいよ、ケイ・・・っ
あたし・・・ケイの服、入らないかも・・・っ!
だって、だって・・・ケイの方が、ウエスト細いもん!!!」
なんだか無駄にへこんで、思わずそう叫んだあたし。
そんなあたしを一瞬きょとんとして見つめると、ケイは、ぷって吹きだして、思い切り笑った。
「あはは!何いってんのおまえ!大丈夫だよ!
服屋は服を、個人所有でも山ほど持ってるんだから」
「はぅっ!」
ケイは、おかしくてたまらないって顔をして、くしゃくしゃとあたしの髪を撫で回す。
あたしは、恥ずかしいやら、悔しいやらで、燃えるほど顔を赤くして、でも、思わず拗ねて、じーってケイを睨んでしまった。
「うん・・・近いうちに行くよ。うん、わかった、じゃ・・・」
そう言って、ケイは携帯を切った。
訳がわからずぽかーんとしてるあたしを、ケイは、濡れた前髪の下からまっすぐに見つめて、携帯を、無造作にカーペットの上へと投げた。
あたしは、思わずこう言った。
「ご、ごめんっ、盗み聞きしてたわけじゃ・・・ないんだよっ」
ケイは、可笑しそうにあははって笑うと、弱冠アタフタしているあたしの髪をくしゃくしゃって撫でる。
顔を真っ赤にしたあたしは、なんて言ったらいいか判らなくなって、思わず黙ってしまった。
「別にいいよ。聞かれてまずいことなんか、何も話してないし」
「なんていうか、入ったらまずかなぁ?って思って・・・ちょっと、フリーズしてた・・・」
「きっと、そんな変な気を使ったんだなっていうのは、判ってるよ」
「う・・・うん、そ、そっか」
「それより、風呂、入ってきたら?」
「う、うん・・・ありがと。でも、着替え・・・」
「貸してやるよ」
「うん・・・」
顔を赤くしたまま、こくんって頷いたあたしだけど、あたしは、ガウン姿のケイを、足先から頭までじっと見て、あることに気付いてしまった。
ケイは・・・
細い・・・
どう考えても・・・
あたしなんかより・・・
腰・・・
細い・・・
「うぅっ!?やばいよ、ケイ・・・っ
あたし・・・ケイの服、入らないかも・・・っ!
だって、だって・・・ケイの方が、ウエスト細いもん!!!」
なんだか無駄にへこんで、思わずそう叫んだあたし。
そんなあたしを一瞬きょとんとして見つめると、ケイは、ぷって吹きだして、思い切り笑った。
「あはは!何いってんのおまえ!大丈夫だよ!
服屋は服を、個人所有でも山ほど持ってるんだから」
「はぅっ!」
ケイは、おかしくてたまらないって顔をして、くしゃくしゃとあたしの髪を撫で回す。
あたしは、恥ずかしいやら、悔しいやらで、燃えるほど顔を赤くして、でも、思わず拗ねて、じーってケイを睨んでしまった。