BitteR SweeT StrawberrY
*
「今日は少し嗜好を変えて!」
美保がそう言って、あたしを連れてきた場所は、どういうイタズラなのか、ケイのお店の近所にある・・・インド料理のお店だった。
あたしは、なんだか緊張して、無駄にそわそわしながら、アジアンリゾートテイストの店内を見まわしてしまう。
うぅ・・・こ、これは・・・
あたし・・・なんでこんなに、緊張してんだろう?
ケイのお店の近くだからかな・・・・?
ケイに会いたいって・・・思ってるからかな?
実は、相当動揺していたけど、それを美保に悟られちゃいけないと思って、努めて平静を装ってみた。
美保は、あたしの目の前でナンを頬張りながら、唐突にこんなことを聞いてくる。
「そ・れ・で?」
「え?それでって・・・何が?」
「何がじゃないよぉ~どんな感じになったのかなぁって思って、その片思いの人と?」
「ぶっ」
あたしは、飲んでいたチャイを思わず吹き出しそうになって、げほげほとむせてしまう。
美保は、可笑しそうにあははって笑った。
「ちょ!なんでそんなに動揺してんの?!」
「し、してないよ!ちょっと・・・変なとこに飲み物が入っただけ!」
もう、ほんとに、突然なんていう質問を・・・
そうは思ったけど、なんて答えていいかわからなくなって、あたしは、思わず考え込んだ。
美保に、なんて言えばいいのか・・・
思わず黙り込んだあたしを、なんだか探るような視線で見つめて、美保は、くふふって怪しい笑を浮かべる。
「もぉ・・・優ちゃんは判りやすいなぁっ!絶対なんかあったでしょ!?」
「なっ!!な、何も・・・ないよっ!」
「いや!!その顔は絶対なにかあったね!!」
「な・・・ないよ・・・っ」
あたしは、顔を真っ赤にして、思わず美保から視線を逸らすと、誤魔化すように手元のナンを取る。
美保は、またしてもくふふって怪しい笑を浮かべて、こんなこと言ってきた。
「絶対・・・ぜえぇぇっつつたい!なんかあったよね!?そういう顔してるもんっ!!
言ってごらんよぉぉ~」
「ぅう・・・っ!も、もぉ・・・・なんでそんなとこ突っ込みたいのよぉっ?」
「だって気になるじゃん!優ちゃんが、一体どっちを選ぶのか・・・村木さんか、その片思いの人か!相談乗ってあげるよぉ!」
「うっ」
あたしは、顔を真っ赤にしたまま、しばらく唸って、ちらっと美保の顔を見る。
美保は、にこにこしながら、あたしの返答を待ってる。
あたしは、覚悟を決めて・・・・とりあえず、一言。
「こ・・・告白、してみた・・・」
「おおおおおおお!!!優ちゃん頑張った!!で、なんだって?その人?」
「う・・・うん・・・なんか、よく判らない・・・何も、言ってくれなかった・・・
でも・・・」
「でもでも??」
興味津々と言う感じで瞳を輝かす美保を前に、あたしは、またしても黙り込んでしまう。
これは・・・
言っていいのか・・・
悪いのか・・・
「うぅっ・・・」
「もぉもぉ!言ってしまいなさいよぉ!」
「うっ・・・・あの・・・えと・・・」
「うんうん!」
「キ・・・キス・・・された・・・」
「おっふ~~~!!きゃは~~~っ!」
美保は、意味不明にそんな声を上げて、ますます瞳を輝かせる。
「それってさ!それってさ!告ってからされたの?!」
「う・・・うん・・・」
まさか、その前に・・・・色々恥ずかしいことしてたなんて、いくら美保でも言えない。
あたしは、もじもじしながら、ますます顔を赤くしてしまう。
「今日は少し嗜好を変えて!」
美保がそう言って、あたしを連れてきた場所は、どういうイタズラなのか、ケイのお店の近所にある・・・インド料理のお店だった。
あたしは、なんだか緊張して、無駄にそわそわしながら、アジアンリゾートテイストの店内を見まわしてしまう。
うぅ・・・こ、これは・・・
あたし・・・なんでこんなに、緊張してんだろう?
ケイのお店の近くだからかな・・・・?
ケイに会いたいって・・・思ってるからかな?
実は、相当動揺していたけど、それを美保に悟られちゃいけないと思って、努めて平静を装ってみた。
美保は、あたしの目の前でナンを頬張りながら、唐突にこんなことを聞いてくる。
「そ・れ・で?」
「え?それでって・・・何が?」
「何がじゃないよぉ~どんな感じになったのかなぁって思って、その片思いの人と?」
「ぶっ」
あたしは、飲んでいたチャイを思わず吹き出しそうになって、げほげほとむせてしまう。
美保は、可笑しそうにあははって笑った。
「ちょ!なんでそんなに動揺してんの?!」
「し、してないよ!ちょっと・・・変なとこに飲み物が入っただけ!」
もう、ほんとに、突然なんていう質問を・・・
そうは思ったけど、なんて答えていいかわからなくなって、あたしは、思わず考え込んだ。
美保に、なんて言えばいいのか・・・
思わず黙り込んだあたしを、なんだか探るような視線で見つめて、美保は、くふふって怪しい笑を浮かべる。
「もぉ・・・優ちゃんは判りやすいなぁっ!絶対なんかあったでしょ!?」
「なっ!!な、何も・・・ないよっ!」
「いや!!その顔は絶対なにかあったね!!」
「な・・・ないよ・・・っ」
あたしは、顔を真っ赤にして、思わず美保から視線を逸らすと、誤魔化すように手元のナンを取る。
美保は、またしてもくふふって怪しい笑を浮かべて、こんなこと言ってきた。
「絶対・・・ぜえぇぇっつつたい!なんかあったよね!?そういう顔してるもんっ!!
言ってごらんよぉぉ~」
「ぅう・・・っ!も、もぉ・・・・なんでそんなとこ突っ込みたいのよぉっ?」
「だって気になるじゃん!優ちゃんが、一体どっちを選ぶのか・・・村木さんか、その片思いの人か!相談乗ってあげるよぉ!」
「うっ」
あたしは、顔を真っ赤にしたまま、しばらく唸って、ちらっと美保の顔を見る。
美保は、にこにこしながら、あたしの返答を待ってる。
あたしは、覚悟を決めて・・・・とりあえず、一言。
「こ・・・告白、してみた・・・」
「おおおおおおお!!!優ちゃん頑張った!!で、なんだって?その人?」
「う・・・うん・・・なんか、よく判らない・・・何も、言ってくれなかった・・・
でも・・・」
「でもでも??」
興味津々と言う感じで瞳を輝かす美保を前に、あたしは、またしても黙り込んでしまう。
これは・・・
言っていいのか・・・
悪いのか・・・
「うぅっ・・・」
「もぉもぉ!言ってしまいなさいよぉ!」
「うっ・・・・あの・・・えと・・・」
「うんうん!」
「キ・・・キス・・・された・・・」
「おっふ~~~!!きゃは~~~っ!」
美保は、意味不明にそんな声を上げて、ますます瞳を輝かせる。
「それってさ!それってさ!告ってからされたの?!」
「う・・・うん・・・」
まさか、その前に・・・・色々恥ずかしいことしてたなんて、いくら美保でも言えない。
あたしは、もじもじしながら、ますます顔を赤くしてしまう。