犬との童話な毎日
「ねぇ、ご機嫌良くなるためにも今日さぁ、アイス食べて帰らない?」
悠のお誘いに首を横に振る。
気を遣ってくれてるのはありがたいけれど。
今日の放課後は予定がある。
「んーん、あたしパス。高城と行って来ていいよ」
「いぇーい、んじゃ俺と」
「えー、冬馬と二人なら行かなーい」
あからさまにつまらなそうな顔で、悠が高城の言葉を遮る。
高城、また悶絶。
それを見て悠と一緒に笑った。
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