犬との童話な毎日

ぐらぐらする頭が、何かにもたれて、楽になる。

悠と高城の声が聞こえる気がするけれど。
もう何を言っているのか聞こえなくて。

「……どうしたんだ?」

けれど。
黒曜の声が聞こえた気がして。

ああ、ごめん、黒曜……。

あとはもう真っ暗になった。




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