犬との童話な毎日
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高城という小僧よりも、俺の方が背が高かったぞ!とか。
小娘、薄っすら気付いてはいたが、女子としての色気が足りない、とか。
この衣服は窮屈だな、とか。
お前には必要な部分の肉が、圧倒的に足りない、とか……。
あたしのおっぱいが平たくて、あんたに何か迷惑でもかけたか!
とは言いたくても言えないあたしに出来ること。
目線で、不快感を目一杯アピールすることくらい。
無言で振り返ると、部屋の扉に腕組みをして寄りかかる、見慣れない男の人。
にやにやにやにや。
あたしはこんなに不機嫌なのに。
緩く組んだ足が長くて、見ているだけでむずむずする。