犬との童話な毎日
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その日の夢は、しっちゃかめっちゃかだった。
うちの高校の離れの図書館の脇で、制服姿の男の子と、一緒に座っていて。
顔を覗き込むと、何故かそれが犬で。
顔の部分が。
ああ、こんな子、クラスにいたっけ?って思った。
わん、と一つ吠えた犬の顔は、とても見慣れたもののような気がして、怖くなかった。
それから二人で図書館裏の犬小屋に、ぎゅうぎゅう詰めで入って。
って現実には、うちの高校に犬小屋なんてものは、存在しないのだけれど。
仲良く二人並んで、ありにお菓子をあげてた。